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Table of contents

エンジニアの海外企業・外資企業への転職までにやったことまとめ

更新日:2022年11月29日

はじめに

海外企業へエンジニアとしてのキャリアを作りたいと思って、転職活動を開始した。

海外在住の日本人エンジニアにはなれなかったが海外の会社の日本オフィス勤務のエンジニアとして内定を獲得することができた。


せっかく実際に外資の会社に転職をすることができたので、そのためにやったことを1つの記事にまとめたかった。


なぜなら、海外・外資の会社への転職活動を始めるにしても、

何をどのように対策をすればいいのか、全体感から具体的な対策方法など、数多あるブログ記事や教材、サイトを自分で調べて集めて情報を自分の中でまとめる必要があった。


そのようなフラストレーションを感じていたので、海外・外資へ転職したいエンジニアがこの記事を読めば全体感と具体的な対策について理解できた。というような状態にできれば喜ばれるのでは?と思って記事を書いている。


*日本オフィスのある外資企業であっても採用は本社の採用メンバーに行われることもあり、自分はそのケースでした。なので海外在住エンジニアではないですが、海外企業転職に関する知見も根本的には同じという前提で進めていきます。

*自分はフロントエンド(JS)の開発者のポジションで応募した。基本的にフロント・バック関係なく参考になるとは思います。


採用プロセスを理解する

海外(北米圏・ヨーロッパ圏)の採用プロセスは基本的に下記のようになっている。

  • 履歴書スクリーニング

  • 電話スクリーニング

  • 技術課題

  • 技術面接

  • 人事面接

  • 最終確認

参考: 英語圏のエンジニアの採用プロセスを知れば海外転職を攻略できる


企業によって若干の違いはあるかもしれないが、大枠このプロセスの1つ1つを対策していけば内定まで獲得することができるはず。実際に自分が受けた外資の会社もこのプロセスの通りに採用は進んで行った。


おそらくこのフォーマットは世界的に共通な採用プロセスなはずなので長い目で見れば対策しておいて損はないはず。(最近の国内メガベンチャーも同様な採用プロセスに変化している傾向がある。)


具体的にどのようなことが行われて、どのように対策を行うかを1つ1つ見ていこう。


履歴書スクリーニング対策

受ける会社の採用ページや採用フォームで必ず送るのが履歴書(CV)だ。

ここが最初の大きな関門で、履歴書にはある程度決まったフォーマットがあって、基本的にオリジナリティなどは不要。


なぜなら採用担当者は一日に何十・何百とCVを見るため、実際に一文字一文字を見ているわけではなく、さっと目を通してスクリーニングを行っているから。


下記のYoutubeのビデオが非常に参考になった。

詳細な内容については動画を見ていただきたいのだが、最終的にGoogleから内定をもらった履歴書になるまで3回バージョンアップしている。

その過程を見ることで自分の履歴書をどのように作るべきか分かって来るはず。


また、自分は下記のサイトからダウンロードできる履歴書テンプレートを用いて履歴書を作成した。

Important tips for your software engineer resume (with resume template) – 2021 update

記事内にも有益なポイントが記載されている。特に

  • ビジネスインパクトを意識して伝えること

  • 定量化を行うこと

などはちゃんとアピールした方がいい。

エンジニアだと "xxxを使ってyyyを開発した" というように職務経歴に書いてしまいがちだが、それだと採用担当者からすると、その人の仕事の評価としては???となってしまう。詳細な技術をアピールするにしてもその背景や問題と成果(結果)の共有が大事ということはポイント。


この履歴書に関してはテンプレートや海外の動画では他にもポイントを解説している人がいるので、自分で考えた最高の履歴書を作ろうとせず、フォーマットやポイントを押さえられているか?という視点で作っていけばいいと思う。


自分は使っていないが、下記のような履歴書のレビューサービスもあるみたい。

FAANG Tech Leads Software Engineer Resume Review

Software Engineer Resume Checklistなどそれなりに使えそうなものが一部無料で読めるのでチェックしてみてもいいかも。


電話スクリーニング対策

対策といってもここで特に対策できることはないのだが、ジョブディスクリプションの内容をもっと深く話してくれたり、選考を進める前に認識違いがないかなどの確認を行うために実施しているステップ。このタイミングでビザの確認をされたりもする。


基本的に落ちることはないはず。


自分はポジション未定で採用側で最適なポジションをマッチングさせるね!っていう求人に応募した際に、Javaバックエンドを書くことになるよ〜って言われて辞退したことはあった。


技術課題対策

自分の場合は、簡単な仕様書のドキュメントを与えられて、期限内に提出してほしいっていう課題があった。(企業によってはこのステップがHakerRankでコードを書かせて、足切りしたりします。)


ここも仕様通り作っていけば問題ないので対策しようがないステップではあるが自分が意識しているポイントは下記です。

  • テストから書く

  • エラーハンドリングと方針を決める

  • データが0 or 大量のケースも考慮する

  • エンプティステートのケースを考慮する

  • データが多い場合も考慮する(ページングの実装)

  • できるだけアクセシビリティUXを意識する

  • サービスの設計・HTMLのスキルをアピールできる

  • 実装の説明をドキュメント化する

  • 「なぜ」そのような実装にしたのかなどの理由を説明できるべき

フロントエンドの開発に限った話も多いのですが、仕様通り作りましただと他の候補者と差別化できない可能性があるので、「なるべく早く」「実装をドキュメント化し伝える」というポイントを意識して実装して提出しましょう。


技術面接対策

エンジニアと一時間程度面談を行い、エンジニアとしての能力をチェックされます。

このステップが個人的に準備に一番時間がかかりました。


要するにシステム・プログラミングに関する質問や、アルゴリズムなど、実際にコードを書いて、評価しながら面接を進めていきます。


技術面接対策の全体感に関しては下記の動画が実際の技術面接をイメージするにあたって非常に参考になります。

では「技術面接対策」を 「コーディング・アルゴリズム」と「トリビア・システムデザイン」の2つに分けて対策を見ていきましょう。


コーディング・アルゴリズム

アルゴリズムなど基本的なトレーニングは下記のサイトで毎日コツコツ続けていくしかありません。

HakerRankかLeetCodeどちらを使ってもいいですが、HakerRankの方が問題文が長いので、自分はLeetCodeを使っていました。フロントエンドを受けていたのですが、傾向としてはString Array等のアルゴリズムの問題が多かったです。


LeetCodeには Top Interview Questions という問題のリストがあるのでこのリストから解いてよく聞かれる問題を抑えるところから始めましょう。


書籍はパラパラ見た程度ですが、下記を使いました。有名なものなので買っておいて損はないと思います。

アルゴリズムなどは「知っていれば解ける」系の問題がほとんどで、試験時間中に閃いて解けるなどの問題は稀なのでしっかり日々トレーニングしておく必要があるなど思いました。


自分はアルゴリズムがあまり得意ではなかったので結構苦戦しました...

Big-Oで計算量やメモリ効率なども意識して実装し、説明する必要があります。


ポイントとしては面接中はコードを書く前に、「これから〜を〜していこうと思います」など何をしようとしているのか、などの意思を面接官に伝えること。ヒントがもらえることもあるし、反応からいろいろヒントを得ることができたりします。


足切りの機械的なテストではないので、人懐っこくコミュニケーションしながら進めていくことも可能です。


トリビア・システムデザイン

技術面接はコーディング・アルゴリズムだけではありません。

トリビア的な質問とシステムデザインについての質問もあります。


トリビア的な質問とは、例えばイベントループについて説明してとか、CSSのボックスモデルとは?などの質問です。

非常に有効だったのが、下記のサイト。

Front End Interview Handbook についてはフロントエンドに特化したものになっていますが、上記のサイトにはトリビア的な質問やシステムデザインについても解説があり、自分は Front End Interview Handbook の対策を行っていたのですが、技術面接でされたほとんどの質問は問題なく答えることができました。


書籍は下記のSystem Design Interviewというものを購入しました。自分は結局読まなかったし、上記のFront End Interview Handbookで事足りたけど、アーキテクチャやフルスタックなどシニアなポジションの場合は読んでおいた方がいいと思います。

またデザインパターンもおさらいしておくと良いでしょう。

Patterns というサイトが非常にわかりやすかったのでチェックしておいて損はないでしょう。


ここもアルゴリズム同様「知っていれば説明できる」が知らないと当てずっぽうで答えることになるのでしっかり時間を使って準備することが大切です。


人事面接対策

Behavorial interviewと言われるところです。人事と一時間程度面談を行い仕事に対する姿勢など会社のカルチャーとマッチしているかをチェックします。


ここで聞かれる内容は会社によって違ったり、明確な「正解」があるわけではないのですが、

技術面接対策のセクションで紹介した下記のサイトにも Behavioral interview に関する記述もあるのでチェックしておきましょう。


また、LinkedInが公開している下記の

「Guide to Screening Candidates: 30 Essential Behavioral Interview Questions」も必ず読み込んでおきましょう。一般的な傾向が見えてくるはずです。

https://business.linkedin.com/content/dam/me/business/en-us/talent-solutions/resources/pdfs/Guide-to-screening-candidates-30-essential-behavioral-interview-questions-ebook.pdf


あとは、会社の採用ページやブログなどにヒントが隠されている場合があるので、会社のことをより理解するつもりで下調べしておくと良いと思います。


最終確認

ここまでやってくればあとは、条件の確認やリファレンスチェックなどを行い、よほどのことがない限り契約して内定という流れになります。


転職時に参考になるサイト

Glassdoor は海外ではある程度大きな会社であれば従業員からの評価、給与や面接についての情報を集めることができるサイトです。


控えめにいってもめちゃくちゃ使えるサイトなので利用しましょう。

自分は実際に会社名検索して、面接で聞かれる内容などを準備しました。


実際に聞かれた内容の質問もあったので「ここは絶対に行きたい!」という会社であればしっかり対策したいと思うのでぜひ使ってみてください。


どのように受ける企業を見つけるか

いろんな転職サイトやらジョブボード?などありますが、自分は基本的に知っている会社を受けました。なので得にサービスを使っていません。


ちなみに会社のサイトで求人がなくても、海外の会社は100% LinkedInを利用しているのでそこでは最新の求人があることもあるのでお忘れ無く。


知っていて、入りたい会社をリストアップして、求人ページやLinkedInから応募できそうなポジションがあれば履歴書をどんどん送ってみましょう。


英語力について

自分はTOEIC650点程度、大学は偏差値50程度でお世辞にもお勉強ができたことは一度もないのですが、英語に関して、特に「エンジニアの採用面接」に関して標準を定めるとやってやれないことはないのです。


実際、フリーな英会話で、ジョークやナチュラルな言い回しなどは全くわかりませんが、


「聞かれることを予測する」->「用意している回答を話す」

ということをいろんなパターンで入念に準備しておくと、

「予測していたことに近いことが聞かれる」->「用意している回答から近いことを話す」


ということができます。瞬発力的に英作文できなくても、すでに「エンジニアの採用面接」という一定のフォーマットの中で会話をするので準備次第でそれなりに会話になります。


自信はないかもしれませんが、とにかく準備して、えいやでやってみましょう。


英語力で準備していたことは下記です

  • 技術面接で聞かれそうなことの質疑応答リスト

  • Behavorial interviewで聞かれそうなことの質疑応答リスト

スプレットシートに書き出してストックしておきました。


それ以外は自分は英語のテック系Youtuberの動画を適当に流していたり、

DMM英会話と英単語学習アプリのiknow一年以上続けてきました。


取得までに時間や労力はかかりますが、月数千円でできることなのでおすすめです。

あと、英語力が付くと英語のテック系Youtuberの動画や、カンファレンスが少しだけ聞き取れるので普通に面白いというメリットがあります。


自分は転職のモチベーションだけで1年英会話を続けたのではなく、単純に英語ってかっこいい!とかいう適当な理由で続けられました。


正直、コーディングテストや技術面接で上位10%とかの実力を発揮すれば英語が流量じゃ無くても話を頑張って聞いてくれます。

採用担当者は会社を成長させてくれる優秀なエンジニアを採用したいはずなので。


海外会社に応募してみよう

日本にいる場合で、海外のポジションに応募する場合はビザの問題などがあり、なかなかしんどいです。

履歴書を頑張って作っても、ビッグテック企業でもない限り、ビザの問題を会社で面倒見れるような余裕はない会社の方が多いので返ってきません。


ただ、最近はリモートでワールドワイドに採用している会社も増えてきましたから、恐れずコツコツと準備を続けて、海外企業・外資も視野に入れて転職活動をするのも楽しいと思います。


最後に海外企業に転職するために自分が行ったことをリスト化して終わりにしたいと思います。

もしやってみたい!という方がいたら下記のアクションリストを参考に行動してみてください。


  1. 英語・アルゴリズムの準備 (3ヶ月以上)

  2. 技術面接、Behavorial interviewの質疑応答リストの準備

  3. LeetCode(Top Interview Questions)の問題を解く

  4. いきたい会社のリストを作成 (1週間)

  5. ポートフォリオサイトを作成 (1ヶ月くらい)

  6. 過去のプロジェクトなどまとめる

  7. 技術記事を書いてリンクを貼る

  8. 履歴書の作成 (1週間)

  9. いきたい会社に応募 (1週間)

  10. 選考に進む (1~2ヶ月くらい)

  11. 内定!


もし気になる点や、間違っている点・良かった!など感想がありましたらLinkedInでメッセージなど送ってもらえると嬉しいです。相談などでもお気軽にメッセージください。


最後までお読みいただきありがとうございました。

 

参考記事:

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